私は、顔出しの仕事を引き受けたことはありません。
一番の理由は病気で手も足も内出血だらけでとても人前にはさらせない、
ということがありますが、それ以前に「私の顔を映像に出しちゃっていいの?」
それはマズイだろう…全然イケてないだろう…とも思います。
そうですね、舞台だったら遠目だからいいかもしれません。
現に昔、足の裏に穴があいているのに、本番を迎えたこともありました。
でも映像はね、CGでごまかすってワケにもいかないでしょうしね。
…で、今まで何とかかんとか理由をつけて断ってきたのですが、どうも今回
は断りにくくて…
たぶん、ギャラが超低額(無きに等しい?)なので、その会社には引き受ける方
がいないんだろうなぁ、と予測しています。
テレビをガンガンこなしているタレントさんが多そうですし、かといって、新人
でも現場をすっちゃかめっちゃかにされそうな人には振れませんしね。
なぜ自分にきたのかは何となくわかります。
もしかしたら、いろんな人が断ってきて最後に私に…ってなこともあるでしょう
けど。
私はその会社が主催するワークショップに参加したんです。
その講師の方はなぜかわかりませんが、私がテレビ番組の経験者だと思った
みたいでした。
その講師の方は同時に、私が道を断たれるような鋭い指摘もされたので、
私は異常に落ち込んでしまいました。
声の仕事をやめようかと思ったぐらい。
でも、そこに居合わせた営業をしてくださる女性が、私を未経験と知っていて
それでもできるようなインターネット関連の話を持ってきてくれたのです。
講師の方が「こいつは経験者だ」と思うようなスキルを発揮できたことも
一因だとは思います。
でも、その日はアタマが異常に冴えてたんですよね。
まぐれとは思いたくないですが、調子が良すぎたのは確かです。
「もうやめちまった方がいいのか…」と悩んでいた矢先に来たお話なので、
もちろん嬉しかったですけど、自分が目指している分野とは全く違うので
どうなんだろう、とお悩み中。
でも、意外とやってみたらそっちが楽しかった、なんてこともあるんでしょうし。
やはり顔を出すことに抵抗があるんでしょうか。
女優にはなりたかったですけど。
今はなんとなく顔出したくない気分です。
「ねぇ、顔出しってさあ、下見ながら上向いて原稿読むの?」と母に聞いたら
弟が横から割り込んできて、
「何言ってんの?下の原稿は正面に映ってんだよ。おねえちゃんもNHK
見学しなきゃダメなんだよ。」
…とスゴイ怒られてしまいました。
っていうか、なんでウチの弟ってあんなに怒りんぼなの?
そういえば昔NHKでラジオドラマとかアニメとかのガヤを一気に録るバイト
とかやりましたけど、ガヤなのにイッパシのギャラをもらってしまいました。
ガヤって大勢でやるので、ひとりひとりは何言ってんだかさっぱりわかり
ませんけど、好き勝手なこと言えて大騒ぎできるので、相当愉快ですよ。
私はやっぱり声優とかナレーターがやりたいです。
でも、いつも思うのは仕事持ってきてくれる女性達がほんとーにステキな人
なんですよね…
断るのも申し訳なく思うような。
優しげで気遣いがあって。
私はこんな人に断ったりして超ワルもんだぁ〜と反省します。
以前、私に古典を読んでほしいと言われたときも、苦渋の選択でお断り
しました。
もちろん、古典を読みたいです。
でも、私みたいないい加減なヒトが読んじゃったらクレームの嵐になること
間違いナシですからね。
読むなら、古典の勉強をしなければなりません。
でも、もう勉強は手一杯で、古典を読むのはいつになるやら。