決断の中にハチミツとクローバー





中学生ぐらいまではアニメをよく見ていた私も、現在はさっぱりわからなくなって
しまい、驚かれたエピソードの中に日本を代表する「ポケモン」も「アンパンマン」
もろくに見たことがないので、おまえは日本人でホントに声優もどきなのか?
とあきれられたことがあります。

でも、30を過ぎて子供もいないと、アニメを見る機会ってないんですよね。
好きな子たちは今でも見ているようですが、私は他に好きなものがたくさん
あって、アニメまで手がまわらないというのもあります。

そんな中、一時期アテレコの勉強をしていたことがあり、とんでもなく口パクが
合わなかったり、アニメのキャラっぽくない演技をしてしまったりで、困窮した
ことがありました。

しかたなく、当時公務員だった私は夜中のアニメ(?)に目をつけました。
夜6〜7時台に家にいることはまずないので、ビデオを録るのも面倒だし、
ちらっと見るなら夜中がベスト!と寝る直前に見たこともあります。

そこで、何かいろいろなことを思い出させるような作品に出会いました。

それが「ハチミツとクローバー2」の深夜枠アニメでした。

しかも、私が見たのはもうすでに「2」の後半。物語は佳境に入っていました。
だから、誰が誰で、何がどれやらイミ不明。

それなのに、あっという間にハチクロおたく(?)になってしまいました。

父が死んで間もない時期だったこともあり、主人公たちの父親不在という設定
にも共感しましたが、片思いを続けるキャラたちに不可思議な魅力も感じました。

エンディングクレジットにはずらずら〜っと今をときめく人気声優ばかりが並び、
それだけの効果もあって、申し訳ありませんが、ドラマと映画をはるかにしのぐ
面白さでした。

最終回でなんと主役が代役、というハプニングを見て、びっくりもしました。
ファンの方は大騒ぎだったんでは…

そして、私が昔を思い出した理由はそのクレジットの中にあるCM制作会社
の名前を見つけたからでもありました。
そのプロデューサーとかつて一緒に舞台に出たことがあり、フランクな会社
だったので、何度か足を運んだこともあります。

現実には森田のような破天荒な天才はあまり見かけないかもしれませんが、
いるところにはいますよね、ああいう感じのヒト。かつて私も片思いをした
ことがあり、森田を見て懐かしくなりました。

ドラマで主人公を演じた成海さんもそれなりによかったのですが、なんといっても
映画のはぐ役、蒼井優の前には色あせてしまう。彼女は稀に見る逸材のため、
しかたないですけどね。

役者さんに関してはドラマと映画で違うキャストではありましたが、違う役作りを
見せてもらえましたから、とても勉強になりました。

そして、声の仕事に進もうか悩んでいた時期、作者の方の記事を読んだことが
ありました。

マンガを描く前、長いことOLをしていて、この道に進むことを決心したというような
内容だったと思います。
私も一般的には時すでに遅し、という年齢ですからこの記事にはずいぶん励まさ
れたように思います。

この作品の中で、一番現実の年齢に近いのが修ちゃんだったのですが、彼が
はぐのケガをきっかけに大学を去ることにしたとき、教授と話すシーンがあり、
これを見たことも私が公務員をやめるきっかけのひとつです。

あんた、アニメ見て退職決めたんかい!って怒っている方がたくさんいそうですが、
普段まったくアニメを見ない私に突然ふってきたこの作品。
こういうのも精神世界では人生に降りてきた情報ともとれるんです。

ただ、なんとなく好きっていう事柄の中に宇宙からの無数のお助けとも言える
情報が詰まっていることもあります。

もちろん、私が最終判断を下したのはそれから1年以上も先ですよ。
また「ハチクロ」に出会う前からいずれ辞めることは決めていましたし。

でも、結果的に同じようなラストを迎えたな、というのが可笑しくもあります。

あるヒトに「あなたは外へ出たほうがいい」と言われましたから、あの役所は
私の居場所ではなかったんでしょう。

今、いろいろなことが動きつつあり、まさにベストなタイミングで辞めたのだと
いえます。

「ハチクロ」にも大感謝…







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【2008/05/05 22:33】 | 芸能鑑賞 | トラックバック(0) | コメント(0)
うさんくさいけどステキな人



よく、とてもいい人なのに「うさんくさい人」っていますよね。
私自身はそういう人がけっこう好きなので、楽しませてもらえるんですが。

今日、見に行ったアマチュアオケの指揮者がまさにそんな感じの人で、
笑いをこらえるのに必死でした。正視すると爆笑しかねないため、ずっと
下を向いて音楽を聴いていました。

どうしてこんなに可笑しいのか…?一体彼の何がいけないのだ、と真剣
に悩みながら聴いていました。

かつて元職場にも全然違うタイプですが、とてもうさんくさい人がいました。

彼はたぶん見た目がかっこよくて、ちょっとやそっとじゃ動じない非常に
優秀な人間なのに、キザっぽい態度が彼の人間性をうさんくさくさせて
いる原因に思えました。

しかし、この指揮者は一生懸命指揮すればするほど余計にうさんくさく
なってくる…

よく、野球の審判が膝を落として両手を広げて「セーフ!」の格好をします
よね、あれをしょっちゅうするんです。
そして、調子よくなってくると、飛びはねかねない勢いで足が宙に浮く。

また、指揮者は観客に背を向けているからまだマシだったんですが、
横からチラッと表情が見えるとそれもやばいぐらい面白い。
この人、「のだめカンタービレ」に出演していたらさぞかし人気者になった
だろうに、(違うイミで)超残念…

でも、とてもいい人なのはその指揮ぶりでわかりました。
メンバーに「ここは小さく…、そこはダイナミックに!」みたいなニュアンス
を必死こいて伝えようとして、その怪しげなパントマイム的な体操に見え
なくもない動作が、うさんくさくさせているだけだとわかったからです。

オケメンバーのほとんどが定年退職をされているおじいさんたちでしたし、
なかには「大丈夫かなぁ…」と思うようなよぼよぼな方も。
演目も最後の方になってくると、疲れが出たのか音がヨレヨレ。

バカであんぽんたんでも耳だけはいい私なので、プロ並みに上手い方
もいれば絶妙に音を乱し、指揮を見てるのか見てないのか、自己暴走
されている方もいらっしゃることに気がつきました。それはもちろんわざと
ではなく、余裕がないから、責めることでもありませんが。

これでは指揮者も「ぼくの指揮をよぉーく見て」と、大袈裟になってしまう
のは仕方がない。千秋様なら「ふざけんな〜」といって、おうち帰っちゃう
よね…

今日のオケを見て、昔見た大爆笑番組を思い出しました。
ダニーケイという俳優が指揮を振るのですが、その指揮ぶりがコント
みたくなっていて、後ろのオケだけは超真面目に音を奏でているのです。

オーケストラ大好きな人にはおススメのビデオですよ。たぶん、TSUTAYA
とかで借りられるんじゃないかな。

なんか、大変失礼千万なことを書いてしまいましたが、とても楽しかった
んです、今日。久しぶりです、こんなに腹の底から大笑いしたのは。

それに、天からのお迎えが近そうな人々が一生懸命音楽を奏でている姿
にも、感動して笑いと涙があふれんばかりなオケでした。

笑いながら、「私もこうなりたい」と心からそう思いました。

プロの舞台ではこうはいきませんから、やっぱりアマチュアの舞台はやめ
られない。
演目の中に「白鳥の湖」があり、久しぶりにバレエも見に行きたくなりました。

バレエ。これがまた、私の人生とは切り離せない芸術です。
今度、お話したいと思います。










【2008/04/05 19:18】 | 芸能鑑賞 | トラックバック(0) | コメント(0)
芸能三昧な1日





公務員を辞めてから、収入が激減したというのもあって、自分からは
どーしても見に行きたい芸能しか見にいかない毎日が続いていました。

それが、どっかからクラシックのコンサートのチケットを2枚、母が
ゆずられた、というので、これ幸いと久しぶりにお出かけすること
にしました。

サントリーホールだったのですが、3月初めまでに見に行かなければ
ならない母方の祖父にゆかりのある横山大観展も歩いて30分ぐらい
の場所だというので、美術と音楽をハシゴしました。

こんなにお間抜けなワタクシですが、いちおう大学時代は美術史を
専攻していました。しかし、当時から演技の勉強ばかりしていた
ため、何ひとつ頭に残らないまま卒業…
しかし、潜在意識とやらは恐ろしいもので、絵を見ると、何となく
当時のことを思い出します。

大観(さん)は最初の妻も2度目の妻も病死。しかも、お子様も亡く
なっています。なんとなく、2年前に死んだ祖母のことを思い出します。

そのせいか、晩年の作品は何やら空恐ろしいすさまじさのような
ものを感じました。ついこの前、朗読した芥川も死ぬ直前の作品
はドぎつい感じがしました。

その後、歩いてサントリーホールへ移動。

曲目は「のだめカンタービレ」でもすっかりおなじみになった
ラフマニノフでした。

と、いってものだめで千秋様が弾いた曲とは1番違いで、全く初めて
聴く曲でした。ところが、休憩後に始まった交響曲第2番はどっかで
聴いたことあるんだけど、すぐ思い出せず、第2楽章に入ったところ
で「おおっ、去年聴きにいった知り合いのアマチュアオケだ!」と
ひらめきました。

何しろ、ラフマニノフはのだめを見て知ったぐらい人生でご縁のない
作曲家でした。曲調もあまり好きではありません。基本的には
バレエ音楽でおなじみのチャイコフスキーとワーグナー、マーラー
あたりが私のテーマソング(?)ですね〜

特にバレエは小さい頃、習ってましたし、マーラーは大学の卒論
で、とりあげたというのもあって、大好きです。

ただ、今日は2度目だったので、曲も覚えてましたし、何しろ華やか
な部分もあるので、それなりに楽しめました。サントリーホールは
音の響きも気に入っています。初台にあるオペラシティよりも私の
耳に合っています。好みの問題ですね。

ブログにいろいろな感想を書くと、私がプロにしか興味を示さない
人なんではないか、と感じる人もいるかもしれませんが、私の中では
プロもアマもさして違いはありません。
プロの人はアマを軽蔑したりしますが、その壁というのは意外と
薄っぺらだったりします。プロは気を抜けばあっという間にアマ以下に
転落ですからね。アマチュアでもこつこつとのびていき、最後には
誰も予想しなかった舞台へのしあがる人もいます。

ですから、私は知り合いのバレエの発表会も絵画展も何でもかんでも
よく見に行く人だと思います。(それについてもまた今度…)
そして、アマチュアの天才を見つけるとスカウト(どこへ?)したく
なっちゃいますね〜

精神世界ではお金をもらうとかもらわないとかはもはや関係ない
ようですよ。この広大な宇宙の中でお金、お金、と大騒ぎして
いるのは地球人だけらしいです。フリー資源を見つけてないため、
しかたないみたいですが。

どんな人も、才能があろうがなかろうがさまざまな分野で自分
なりの表現を続けて欲しいと感じます。

借金だらけで最後に落ち葉で絵を作って成功した日本人がいますね。

彼が生きのびられたのは本当にそれが好きだったからでしょうね…
















【2008/02/22 23:33】 | 芸能鑑賞 | トラックバック(0) | コメント(0)
しょうこント


しょうこの日常で起こった出来事(特に声の仕事、病気、友人、知人について)をお伝えします。 時々、会話でデフォルメすることもアリ。

プロフィール

Author:しょうこ
○(?)議院を退職し、朗読やナレーション、ごくたまに
声優ちっくなお仕事をしています。
仕事柄、芸術一般に親しむ暮らしをしてきましたが、
中でも特にクラシックバレエ鑑賞が好きです。

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