朗読マニアな担当者





私にとって、最もツライ時期到来なので、最近は営業も控えていますが、今日は
珍しく面接に行きました。

それにしてもこの激暑い時期に歩いてスカートはいてどこかに行けるなんて一体
何年ぶりだ…?
私ってとんでもなくフツーじゃなかったんだな、としみじみ思う今日このごろ。

治ってきたのは何人かの市井の天才様が、耳が痛い説教をしながらひたすら
治療してくれたおかげもあるかもしれません。

それはともかく、今日の面接はなんだかおかしな面接でした。

まあ、相手方の会社ではなくカフェで待ち合わせだったせいもあるかもしれません。
それと、採用担当者の方がお会いしていきなり朗読の話を始めたせいもあります。

その方はイマイチ年齢不詳だったのですが、中年というには若いような気がしま
した。私と同じ30代か。でも、最近40代の方も若く見えたりしますから、ちょっと
わからないなぁ。

その方はおじさんでもないのに、やけに純文学に詳しい方でした。
外見もとてもじゃないが、純文学好きには見えないイマドキ風(?)です。
私が朗読の仕事をしているという経歴を送っていたので、会ったとたんにその話
を振ってきたんでしょう。

私は知り合いの男性に以前、朗読の仕事を紹介しようとしたことがあるのですが、
「純文学はちょっと…劇団内にもいない。朗読自体は好きだけど」
みたいなことを言われたので、若い男性は芝居をやってる役者ですら、そういう
ことに興味がないという偏見がありました。

ですから、芥川作品や「耳なし芳一」などの朗読について嬉々としてしゃべって
いる様子を見て笑いそうになってしまいました。

しかも、その方は朗読作品のCDみたいなものまでお持ちのようでした。
ラジオやテレビなどで聴くだけではないようです。

こりゃぁ、堂に入った朗読ファンだわ…と開いた口が塞がらず、あっけにとられて
話を聞いていました。

そうか、だから私を面接してくれたんだ。と、事情が飲み込めました。

私自身は朗読が好きで始めた仕事ではないのですが、今まで朗読について
ここまで話に花を咲かせたヒトにお会いしたことがなかったので、ちょっと驚き
ました。

ここ半年、いろいろな会社の担当者が私と会ってくれましたが、なかなか仕事
にはつながっていません。

今日の会社もそうなのですが、事務所にしても立ち上げてからまだ1年もたって
いない新興の会社なので、仕方ないのかもしれないですね。

ただ、こういう業界の会社は昔勤めていた〇議院のような堅苦しい面接とは
無縁なので、いろんなご事情も聞けたりして、楽しい体験ではあります。

真夏を過ぎたら、またいろんなトコに応募してみようと画策中…















【2008/07/19 00:55】 | 声の仕事 | トラックバック(0) | コメント(0)
それぞれのタイミング





最近、もう声優としていわゆる主要メディアでのデビューは無理かなぁ、と
珍しくネガティブです。

と、いうのも最近30代後半に突入してしまったので、現時点でテレビとか
ラジオ媒体に一切出演したことがない、というのは相当な致命傷ですしね。

大手の声優事務所は90%に近い確率で30代以上のコネもないヒトを入れ
ることはありません。男性は大丈夫ですよ、もちろんレベルが充分にある
ヒトの場合。

では残りの10%に近い女性はどうやって入っていると思いますか。

その事務所内に知り合いがいる場合は比較的簡単です。
でも、一切ない場合。

仕事をお持込み(?)できるヒト、それもレギュラーとか持っているなら問題
ナシです。あとはとんでもない個性の持ち主。

声優は個人営業がとても難しい仕事です。

ですから、無名の頃は事務所選びが大変重要になってきます。

私は一度、お声がかかった事務所をお断りしてしまったので、そのツケが今
になってまわってきたかなぁ、的な感慨もあります。
大手ではありませんでしたが、中小の中ではお仕事が回ってくるトコでした
しね。

でも、どんなに今が上手くいってなくても、それは全て私に問題があるんです。
事務所が大手だとか、前に断ってしまったから、とかいうことではありません。

意外と私も世間の常識に振り回されやすい人間なのかもしれません。

そして、公務員を辞めたタイミングはこれで間違いなかったので、少しでもズレ
たとしたら、もっといろんなことが混乱したと思います。
病気自体も天才様方(?)との出会いのおかげで急速に良くなっています。
去年も歩けない時期がありましたからね…

今週、少し元気が出たのは、久しぶりに事務所の社長とゆっくり話ができた
ことと、そのアトに養成所仲間の1人と食事できたことでした。

ナレーションに関しては1度、ウン十万の大きい仕事のオファーが来たらしい
のですが、私の声や、他の候補の方もイメージに合わないとかで逃してしまった
らしいです。残念…

でも、社長はイマドキとても真面目な経営者なので、大手とは違うキメ細やか
な面倒を見てくれます。
だから、なにはともあれ持てる力を尽くそう、と思えます。

でも、前に断った事務所の社長はとても緊張感のあるヒトでした。
ああ、なんとなくですが、〇議院のトップもそんな感じだったので、似ている気が
します。

ヒトを威圧するような…

でも、経営者ってヒトを威圧しだしたらおしまいだと思うんです。
異を唱えるヒトはいるかもしれませんが、余裕があったら威圧しないハズですしね。
ただでさえ、経営者というのは威圧へ傾きやすいですから。
年中、部下を威圧しなければやっていけないというならあまりにも安易です。

宇宙人さんも常々、そのやり方は好ましくない、と…

私も最近になって、死ぬほど苦労しないとダメとか、そういうのはもう死にたくなる
ので、けっこうでござると思います。

私自身、そんな死ぬほど辛くしても、どうもなんなかったヒトですしね。

…で、話は戻るのですが、事務所を後にして、食事をしてくれた友人が
昔、断った事務所の最近の状況を教えてくれました。

ここでは詳しいことは書けませんが、やはり私は断って正解だったと、そう思えた
ことがとても嬉しかったです。

当時だったら、主要媒体へのデビューが可能だったかもしれませんが、私って
やっぱりヒトが好きなのだなぁ、と再認識しました。

ヒトとの関係が上手くいく時が一番幸せですしね。

〇議院のトップも早くそのことに気づいて、リベンジしてこーい、と思います。
いろいろありましたが、もう恨んではいません。
さっさと復活してもらってかまいません。

死ぬような大病をしたなら、現職員たちに悪さをすることもないでしょう…


















【2008/07/06 01:27】 | 声の仕事 | トラックバック(0) | コメント(0)
顔出しの仕事
私は、顔出しの仕事を引き受けたことはありません。
一番の理由は病気で手も足も内出血だらけでとても人前にはさらせない、
ということがありますが、それ以前に「私の顔を映像に出しちゃっていいの?」
それはマズイだろう…全然イケてないだろう…とも思います。

そうですね、舞台だったら遠目だからいいかもしれません。
現に昔、足の裏に穴があいているのに、本番を迎えたこともありました。

でも映像はね、CGでごまかすってワケにもいかないでしょうしね。

…で、今まで何とかかんとか理由をつけて断ってきたのですが、どうも今回
は断りにくくて…

たぶん、ギャラが超低額(無きに等しい?)なので、その会社には引き受ける方
がいないんだろうなぁ、と予測しています。
テレビをガンガンこなしているタレントさんが多そうですし、かといって、新人
でも現場をすっちゃかめっちゃかにされそうな人には振れませんしね。

なぜ自分にきたのかは何となくわかります。
もしかしたら、いろんな人が断ってきて最後に私に…ってなこともあるでしょう
けど。

私はその会社が主催するワークショップに参加したんです。
その講師の方はなぜかわかりませんが、私がテレビ番組の経験者だと思った
みたいでした。

その講師の方は同時に、私が道を断たれるような鋭い指摘もされたので、
私は異常に落ち込んでしまいました。
声の仕事をやめようかと思ったぐらい。

でも、そこに居合わせた営業をしてくださる女性が、私を未経験と知っていて
それでもできるようなインターネット関連の話を持ってきてくれたのです。
講師の方が「こいつは経験者だ」と思うようなスキルを発揮できたことも
一因だとは思います。

でも、その日はアタマが異常に冴えてたんですよね。
まぐれとは思いたくないですが、調子が良すぎたのは確かです。

「もうやめちまった方がいいのか…」と悩んでいた矢先に来たお話なので、
もちろん嬉しかったですけど、自分が目指している分野とは全く違うので
どうなんだろう、とお悩み中。

でも、意外とやってみたらそっちが楽しかった、なんてこともあるんでしょうし。

やはり顔を出すことに抵抗があるんでしょうか。
女優にはなりたかったですけど。
今はなんとなく顔出したくない気分です。

「ねぇ、顔出しってさあ、下見ながら上向いて原稿読むの?」と母に聞いたら
弟が横から割り込んできて、
「何言ってんの?下の原稿は正面に映ってんだよ。おねえちゃんもNHK
見学しなきゃダメなんだよ。」

…とスゴイ怒られてしまいました。
っていうか、なんでウチの弟ってあんなに怒りんぼなの?

そういえば昔NHKでラジオドラマとかアニメとかのガヤを一気に録るバイト
とかやりましたけど、ガヤなのにイッパシのギャラをもらってしまいました。
ガヤって大勢でやるので、ひとりひとりは何言ってんだかさっぱりわかり
ませんけど、好き勝手なこと言えて大騒ぎできるので、相当愉快ですよ。

私はやっぱり声優とかナレーターがやりたいです。

でも、いつも思うのは仕事持ってきてくれる女性達がほんとーにステキな人
なんですよね…
断るのも申し訳なく思うような。
優しげで気遣いがあって。
私はこんな人に断ったりして超ワルもんだぁ〜と反省します。

以前、私に古典を読んでほしいと言われたときも、苦渋の選択でお断り
しました。

もちろん、古典を読みたいです。

でも、私みたいないい加減なヒトが読んじゃったらクレームの嵐になること
間違いナシですからね。

読むなら、古典の勉強をしなければなりません。

でも、もう勉強は手一杯で、古典を読むのはいつになるやら。









【2008/06/25 01:20】 | 声の仕事 | トラックバック(0) | コメント(0)
マヤのようにはいかぬか





ここへきて急に、仕事になるかどうかはともかくもナレーターとして登録しても
かまわないという企業が増えてきました。

今日、訪問したトコは高層ビルの一角に本社をかまえる、かつて訪問した
ことがない大きな会社でした。

おまえはおのぼりの営業か!ってくらいおどおどしながら高層へ向かう
エレベーターに乗り込みました。
六本木にある恐るべき泉ガーデンタワーのようなスケルトン(?)じゃなくて
よかったぁ…

ところが、スタジオは別のビルだというので、そこからまた下へ降りて移動。
そして、別のビルのスタジオでプロデューサーさんからいろいろと説明を
受けました。

私は少し勘違いをしていて、この企業はわりとナレーションが多いのかな、と
最近はナレに重点を置いて練習をしていました。

ところが、お話を聞いていると声優のようなキャラ声を使う仕事も多くある、との
ことでした。
それで、堅いナレーションの他にキャラ声も録りたいから何か原稿持ってません
かと言われ、しまった、用意してない…と絶句。

あとで母にも言われましたが、デモ録りのときは絶対、原稿を各種用意しておく
べきだなぁ、と勉強になりました。

…で、どうしたかというと、なんと企業VPのような説明ナレーションの原稿のまま、
各種のキャラ声に挑戦することに。
ご年輩のディレクターさんに「あとは何ができますか、次はどうしますか」と
さくさく進められながら、アヒルみたいなの、少年、おばさん、小さい女の子、と
フル回転でこなしていきました。

舞台に上がれば、表情や動作などで幅がききますが、いかんせん声だけでは
コレが限界か、と「明らかに違いがわかるのはこれで出尽くしました」と伝えて終了。

そのご年輩のディレクターさんは私が面白くてしょうがないらしく、ミキサーから
「〇〇さんってよく面白いって言われるでしょ?」と言ってくる。
「いや、面白いっていうか、抜けてるとは言われますが…」

っていうか、ディレクターさんの方がよっぽど可笑しいんですけど、っていうぐらい
久しぶりに強烈なキャラクターをお持ちの方でした。
元々、あまり緊張はしないタチですが、ブースの中にいても笑わされてしまう
ので、リラックスが効いていつもより出来がよい気がします。

魅力を引き出すことも、ミキサーでのすばやい操作も本人の持つ能力とは別に
長年の経験ってバカにできないんだと実感させられました。

ひとつ気になったのが、私って声が大きいみたいです。
「声、大きいんですね〜レベルを普通より下げてます」って言われたので。

私の知り合いの男の子(?)は比較にならないぐらい声がデカイので、自分は
そんなでもないかな、と思っていたんです。
いろいろなスタジオにいくことも良い経験ですね。

私は何せ10〜20代のピチピチギャル(?)と比べたら年をとっているので、
これから先は声優的な仕事は減るだろう、と思いこんでいました。

それが今日、何年ぶりかに幼稚園ぐらいの女の子を演じる羽目になって、
セリフの勉強を怠っていた自分に活を入れられた感じです。

マヤのように千の仮面とはいかなくとも、せめて10個ぐらいレパートリー
持とうよ…と自分にあきれた1日でもありました。



















【2008/05/27 23:24】 | 声の仕事 | トラックバック(0) | コメント(0)
プチトラブル 2





声の仕事にハプニングはつきものです。

私は初の企業VPのスタジオでマイクがイカれてしまったことがあります。
企業系のお仕事は初…ということもあって、多少緊張気味でしたが、その
クライアントさんが面白いヒトで、MAをしてくれた方もとても良くしてくださった
ので、当日原稿な上、なんとクライアントさんの指示でさらに原稿がどんどん
修正されていくという環境の中、ほとんどNGなしで乗り切ったことが後々の
自信につながってはいます。

今となっては、マイクがイカれたのか、コンピュータの不具合かはっきりしま
せんが、これに関しては逆に私をさらにリラックスさせる結果になってしまい、
クライアントさん方には申し訳ないと思いつつ、同じ部分10回繰り返しの
テイクで、しっかり練習ができて、マイクが直った頃には問題なく本番を
乗り切れました。

そして再びこのメンバーでのプロジェクトがあったのですが、なんとまたしても
収録したデータのうちの1つが何らかの関係で破損してしまい、録り直しする
ことになったのです。
そして、私の方にはその企画の番宣も追加でさせていただけるというお話
までもらってしまいました。

そうしたら、なんと録り直しのスタジオに指定されたのが、完全に地元でした。
クライアントさん方の会社は横浜なのになぜ?と思いましたが、それも別に
きちんとワケがあって、おかしくもなんともないことでした。

私自身にはトラブルがふってきたわけではなく、むしろラッキーともいえますが、
これってどうなんだ…?とふと思うときがあります。

私はここ2、3年こういったことが日常茶飯事です。特に仕事において見られる
現象ですが、プライベートでも時たまあります。おわ〜どうしようって一瞬思い
ますが、後になってみるとアレで正解だったよ、ふぅ…ホッとした、みたいな。

ささいな日常のできごとでは、母と吉祥寺へ行った時、多奈加亭とかいう喫茶店
(おいしいんですよ)を探して歩いていたら、迷って見つからず、しかも他の喫茶店
がどこもかしこも混んでいて、ふと見ると、「コーヒー400円(?だったかな)」と
イマドキ張り紙がしてあるアヤシゲな喫茶があり、ここでいいか、と思って
入ってみたんです。

そうしたらケーキがない。仕方ないので、大好きなコーヒーだけを頼んだのですが、
待っていても出てこない。

「こりゃあ、やばいトコにはいっちまったよぉ」と、母と2人でそわそわしてしまい
ました。

そうして待つこと20分、出てきたコーヒーが可笑しいぐらい美味しい。
なんじゃこりゃ?と思いました。

そこは「エコー」という喫茶店で、全国でも知るヒトぞ知る名喫茶らしいんです。
だから、普段は常連だらけ。そして私もすっかり常連。
吉祥寺はそれほど好きな町でもないのですが、ここへ行くためだけに降りる
こともあります。

今、考えるとコーヒー好きな私にとって究極の場所へ導かれたともとれますが
一緒に歩いていた母は私ほど感激しなかったようです。

そして、今現在またもや不思議ともとれるような現象が起きているのですが、
これも、現時点では決してプラスとはとれません。私はみなさまもそろそろ
ご存知なように相当バカっぽいですし、それなのに医療のはしくれとはいえ、
世間では怪しいとも受け取られかねないある種の代替医療の立ち上げに
協力するのですから、ぽしゃる可能性はおおいにありますよね。

今日もその先生から、毎日来てほしいと言われましたが、正直、バカなのに
なぜなんだぁ〜!と思って聞いてしまいました。

私が話やすい相手だからと言っていましたが、そんな理由で雇っちゃって
平気なんですかぃ?と先を考えるとアタマイタイ…

でも、この件についてはおいおい追記していくつもりではいます。
前途多難ではありますが、たとえば私が死んだ後だったとしてもすばらしい
医療の選択肢のひとつとして残ってくれれば、めでたしめでたしですからね。

もちろん、生きている間にある程度の発展を見られれば、それに越したことは
ありません。

さて、どうなるでしょうか。











【2008/05/18 00:03】 | 声の仕事 | トラックバック(0) | コメント(2)
しょうこント


しょうこの日常で起こった出来事(特に声の仕事、病気、友人、知人について)をお伝えします。 時々、会話でデフォルメすることもアリ。

プロフィール

Author:しょうこ
○(?)議院を退職し、朗読やナレーション、ごくたまに
声優ちっくなお仕事をしています。
仕事柄、芸術一般に親しむ暮らしをしてきましたが、
中でも特にクラシックバレエ鑑賞が好きです。

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